この記事で分かること
✅ 施設入所後の実家の選択肢
✅ 空けたままにするリスク
✅ 決める前に確認すべきこと
親が介護施設に入所すると、実家は人が住まない状態になります。「いつか戻るかも」と思う一方で、実際には戻らないケースも少なくありません。このページでは、決断を急がず、まず知っておきたいことを整理します。
入所が決まったら、先に知っておきたいこと
判断能力が落ちると、売れなくなる
認知症などで本人の判断能力が低下すると、本人名義の実家は原則として売却も賃貸もできなくなります。
火災保険の扱いが変わることがある
人が住まなくなると、補償の対象外になったり、契約内容の見直しが必要になる場合があります。保険会社への確認が必要です。
施設費用の財源にできる
実家を売却・賃貸すれば、施設費用の原資にできる場合があります。持ち続けるかどうかで、家計への影響が変わります。
家財が残ったままだと動けない
売却も賃貸も、家財の整理が前提になります。片付けは時間がかかるため、早めの着手が安心です。
一番大きな落とし穴は「本人が決められなくなる」こと
実家の名義が親御さん本人のままの場合、認知症などで判断能力がなくなると、原則として売却や賃貸の契約ができなくなります。その場合は「成年後見制度」を利用し、家庭裁判所の許可を得たうえで進める形になり、手続きに時間と手間がかかります。
「元気なうちに、実家をどうするか本人の意向を聞いておく」ことが、後の選択肢を広げます。制度の詳しい内容や手続きは、司法書士・弁護士など専門家へのご確認をおすすめします。
決める前に確認したいこと
本人の意向(戻りたいかどうか)、他の家族の考え、施設費用の見通しを確認したうえで、売る・貸す・持ち続けるを検討します。実家に家財が多く残っている場合は、家財・遺品整理の進め方と依頼先の選び方もあわせてご覧ください。整理業者のご紹介も可能です。
主な選択肢
| 選択肢 | 向いているケース |
|---|---|
| 売却 | 戻る予定がない、施設費用を確保したい |
| 賃貸 | 手放したくないが収入も欲しい |
| しばらく保有 | 本人の意向が固まっていない |
よくある質問
Q. 親が認知症と診断された場合、実家は売れますか?
A. 本人の判断能力がない場合、原則として本人名義の実家は売却できません。成年後見制度を利用し、家庭裁判所の許可を得て進める形になり、時間と手間がかかります。詳しい手続きは、司法書士・弁護士など専門家にご確認ください。
Q. 戻る可能性がある場合、どうすれば?
A. 賃貸や一時的な管理を選ぶ方もいます。状況に応じて一緒に検討できます。
Q. 今はまだ決められません。相談できますか?
A. もちろんです。決めなくても、現状整理だけでもお手伝いできます。
今日からできること
決めていなくても大丈夫です。まずは現状を一緒に整理しましょう。
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